(有)一栄電気工事店 の日記
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①一緒にお勉強!~オール電化って?~
2013.01.10
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★オール電化って何でいいの?
ズバリ!火を使わないからお子様やお年寄りにも安心。また、空気も汚さず、省エネなところもメリットと考えられています。
オール電化で新築やリフォームをお考えの方も気になるところですね。
オール電化とは、自宅でガスを使用するガス器具を全て電気の器具に変えてしまうことを言います。イメージがわきやすいのは、ガスコンロ→IHクッキングヒーターへ。ガス給湯器→電気温水器ですね。
ガスを利用せず、電気一本ということは、ガスの基本料も、使用料金もCUTできるということです。
そしてペアでよく耳にされるのが、エコキュートです。
実はこれにはカラクリがあって、少ない電気でお湯を沸かせるシステムなのです。
★エコキュートが何でお得なの?
はじめに。物理や化学が得意でないので、ぼちぼちお話します。一緒にお勉強しましょう。
簡単に言うと「空気でお湯を沸かす」・・・こんな簡単な説明では分かりにくいと思います。
ではどうやって?
エコキュートには、お湯を沸かす”ヒートポンプユニット”(エアコンの室外機のようなもの)とお湯を貯める”貯湯タンクユニット”がセットになっています。
普通、お湯を沸かす時は火や電気で加熱しますね。しかし、エコキュートでは、大気中の熱を利用することでお湯が作れるのです。
そんな熱になるほどの空気があるもんか!と思いますよね。
しかし圧力鍋を想像してください。熱は圧縮されると高温となり、調理時間も短縮できることはご存知ですね。これを利用し高温に変えます。
◎大気の熱を取り入れる→熱を圧縮する→高温の熱を放出 この仕組みがヒートポンプです。
しかし、室外機で取り入れただけでは温まりません。ここで活躍するのが”冷媒”という相棒です。これは自分が熱を吸収する上、温度を上昇させ、なおかつ熱を放出させる(水に熱を与える)大事な仕事をしてくれます。その正体はCO2です。
※エアコンはフロンが冷媒でした。現在はノンフロンです。
おさらい
◎室外機で大気の熱を取り入れ冷媒が熱吸収(1)→圧縮された冷媒が高熱に(2)→熱交換器で水が加熱される→拡張弁にて圧縮の反対、拡張され冷媒は元に戻る・・・繰り返す。
一番の注目点は(1)と(2)のときにだけ電気を使用するということです。電気だけより1/3の熱量で済むようです。
電気温水器、ガス、石油給湯器よりもランニングコストが低いのは空気を利用するためでした。
★工事は必要なの?
100Vから200Vへの配線工事が必要です。ブレーカーも交換する必要もあります。また、容量を増やすため、引込線を変える工事も行います。適宜ご相談ください。
電力会社へのお得な料金プランのご相談、申込・手続きもお任せください。
